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今までに素晴らしい最期を迎えた方がいますか?エピソードを教えてください

私は介護施設で働いていますから、患者さんの最期を看取るという経験は、今までに何度もあります。
介護施設で働くようになって、死に対するイメージというか捉え方が変わりましたよね。
医療技術はどんどん進歩しているので、たとえ高齢者であっても、病院では命を長らえるためにいろいろな処置を取りますよね。
でも、介護施設では、自然に逆らう事なく、苦痛を和らげて安らかな最期を迎える事をゴールとしています。

 

今までに素晴らしい最期を迎えた方がいるんですよ。
その方は、101歳になるんですが、風邪を引く事もなく基礎疾患もない方だったんです。
その方は、何かしらの病気が原因というわけではなく、老衰から少しずつ食事を取れなくなり、寝たきりになっていきました。
ご家族の希望で、医療で何かする事もなく、施設で看取る事になったんです。

 

この患者さんはご家族にとても愛されている方で、毎日、沢山のご家族が面会に来ていましたね。
最期を迎えるまで、常にご家族に見守られていました。
私達スタッフも、声をかけたりマッサージしたり、出来る限りのケアを続けました。
そして、数日後にお亡くなりになりました。
そのお顔はまるで眠っているかのようで、とても安らかに見えましたね。

 

この方は、ずっと慣れ親しんだこの施設で、ご家族に囲まれて、そして、私達スタッフにも囲まれて、
とても幸せな最期だったんだろうなと思ってるんです。
高齢者の方というのは、ほとんどの方はいろいろな疾患を持っているので、その疾患が原因で亡くなってしまう方が多いんですね。
この方のように、自然に逆らう事なく最期を迎える方は少ないんです。
でも、一番苦痛がなく安らかな最期に繋がるんだなと思いましたね。
今でもその患者さんの事は心に残っているんですよ。